2009年12月10日木曜日

こだわりの仕事


右の写真をご覧下さい・・・


社屋横に展示してから3年・・・


未だびくともしない。

いわゆる、大きな地震がきてもたおれない施工を
研究したわけです。

ただ今すべての工事にこの耐震施工をしていますが、
ここに到達するのには、きっかけがありました。


2004年10月の新潟県中越地震発生から一ヶ月後、
一台のクレーン付きトラックにて現地入りし、
バラバラになった村の集合墓地の現状たるや
人生最大の衝撃を受けました。

重さ300kgもある石碑が1m飛んでいる訳ですから・・・

しかし、その中でも基礎は割れたり、全体的にずれては
いるものの、倒れていない墓石もいくつかあり、それを
参考に研究させて頂きました。


続いて2007年7月に起きた新潟県中越沖地震。

これは弊社長野支店が管理する霊園が被害を
受けました。

しかし発生から3日後、所沢から職人が現地入り、
欠けてしまったものはあれど、1週間ほどで
立て直し、すべてのお客様に報告が済みました。

素早く行動出来たのも、前回の地震で学習してたんですね。


この2回の地震で強く心を打たれたのは、この地域の
被災者の方々の多くに、家の修理よりまずご先祖を・・・
と、言う声を何度も聞かされたこと・・・

私たちの仕事の重大さを身をもって感じた時でした。


そうこの一枚の写真はたくさんの方々思いが入った墓石です。

2009年11月6日金曜日

記念碑

久しぶりの更新でございます。


今年はありがたい事に、記念碑工事が
3件ほど依頼があり、
心よりお客様に感謝です!!


さて先月末にてすべての記念碑工事の
除幕式が終わったところで・・・


ぶっちゃけ申し上げましょう・・



万が一にも失敗出来ない仕事って
皆さんにも経験ある思います。

なんと言っても、長年ご苦労を重ねた
施主(組合、団体、自治体等)の方々が
選んだ石材に文字を刻んで、
重量5t~8tを運搬し、設置工事を行う。
すべての関係者の思いはこの石、一点に
集中する。

各工事に期限がある中、
未来永劫残って行くであろう記念碑に
間違った歴史、名前等、刻めない。
針の先でも欠かしてはいけない。
雨が降っても段取りを間違っちゃいけない。
地震があっても倒れてはいけない。
大型クレーンが入っても周りを傷つけては
いけない・・・などなど。

眠れぬ夜に明日の天気と無事の完成を
月に祈る毎日・・・

それだけに完成したときの安堵感と
除幕したときの歓声を聞いたときの
達成感はなかなか味わえるものでは
ありませんね。


もう少しの間、この余韻に浸っていようと
思います。


請求書がくるまでは・ ・ ・


2009年10月7日水曜日

風の丘葬祭場

先日、大分県中津市にある市営斎場
風の丘葬祭場に行って来ました。


人生の中で最も大きく心が動くとき・・・

落ち着かせる要素としてそれは、
目に映る緑であり、頬に当たる風であり、
日の暖かさなのか、雨の匂いなのか・・・
広大な田畑の、のどかな風景が広がる中に
この斎場があり、自然に癒されるには最も適した所ではないでしょうか。















建物内の空間といい、ガラス窓から眺める
ランドスケープといい、日本にもこのような場所が
あったとは・・と思わせられます。

















建設に対して、どのような背景があったのか、
現在の運営、採算性など計りしれませんが
間違いなく言える事は、生と死の場所に於いて
徹底的に研究をつくされ、未来永劫市民のために
根付いていくのだろうと思います。



2009年9月19日土曜日

全身全霊の仕事

先日、所沢市内の寺院内にて

十二支守り本尊八体仏が完成しました。




八体仏とは・・・

それぞれの干支によって八人の仏様が

守ってくださるとのこと。

ちなみに私は、酉年生まれなので不動明王様。


「人形は顔が命」と言うけれど、

仏像だって顔が命!

彫り師によって顔かたちはバラバラ。

施主のご住職だって考案から決定までの

長い経緯と仏像に対する徹底したこだわり。



期待に応えるべく、住職と一緒に飛び込みも含め

相当な数の彫刻工場を回りました。



我が社の仕事は、原石選び、運搬、設置、外構そして

「管理」。これが大変!



毎日のように写真メールチェック。

足の指先から頭の天辺までのバランス。

一番気になる最後の工程、「顔」。




そして完成はこちら↓



















  













  
















生涯に残る仕事をさせてくださったご住職、
製作、運搬、施工に携わった関係者の皆さんに
心からの感謝です!!

2009年8月22日土曜日

葬祭カウンセラー養成講座

先日、TVでおなじみの二村祐輔先生の
葬祭カウンセラー養成講座に参加してきました。


年を取っても勉強はするもんですねぇ。


商売柄知ってたつもりでも、お恥ずかしいながら
知らないことが山ほどありました。


このご時世、葬儀からお墓の建立まで以前と比べ
少々「簡略」されたものが多くなってきました。

一概に良くないことでは無いと思いますが、
問われるところは、我々葬祭に携わる者が
故人、ご遺族、会葬者の皆さんに対して、
「心」の簡略化まで勧めてはいけないことです。

葬儀、法要、お墓の建立、墓参りなど全てに
日本古来から伝わる「意味」が必ずある事を
説明する事が私たちの責任なのだと改めて
痛感した次第です。


因みに下の写真はセミナーの中で視察に訪れた
新しい葬祭場です。


上の写真の隣に応接部屋(下の写真)があります。

まるで自分の家で葬儀を行うかの様に・・・

2009年8月1日土曜日

聞いてみないと!

前回の日記にて

「自分の事って分からない」と書きましたが、
会社に置き換えても一緒です。

・我が社のノベルティはもらってうれしいのだろうか?
・ミニコミ誌は役に立っているのだろうか?
・カレンダーは部屋にかけていただいてるだろうか?
・TVCMに飽き飽きしてないだろうか?

などなど作ってみたは良いけど、それぞれどう思われているのだろう?
「石のたかはし」ってどう思われているのだろう?
心配で、心配で・・・

そこで弊社流“マーケティング”。
聞き込み調査の開始です!

もう何でも聞いちゃう。お客様から通りすがりの見知らぬ人にまで。

「もらったカレンダー、どこに飾ります?」
「お線香ライターじゃまになりません?」
「ミニコミ誌のお彼岸メニューレシピは作りますか?」
「ホームページの何のコーナー見ますか?」
CMに出てくるスタッフの服装、折り込みチラシの色合い等々。

その結果、我々の予想とは全く違う答えが多いことなんの!
また新しい発見がたくさんあるので会議も楽しい!!

ある社長の著書にて・・・

マーケティングの基本は、“まず自分を疑うこと”だそうです。

経営者(私も含め)にありがちな、「これは絶対売れる!!」。

売れるかどうかは、買う人に聞いてみないといけませんよね・・・

最近の私の口癖は、

「私の説明、わかります??」    

ありがとうございました。

2009年7月23日木曜日

第一回 

責任者の高橋です。
このコーナーは、私が日頃考えていること、仕事のみならず日常の出来事を
あえて日記のように綴っていこうと思います。



なぜか・・・


以外と自分の事って分からない、また間違った考えで進んでいるって事は
良くあることでして・・・。


それが言葉であり、行動であり、礼儀作法、服装に体臭などなど・・・
身近な人また出来事からたくさんのことを教わっているとつくづく感じます。


私の言動や失敗談(多)、感謝や思いを綴ることで自分自身を振り返り、
あわよくば読んで頂いた方からご指導を頂き、もっと欲を言えば
「新しい出会い」があればいいなぁ・・・
これが理由でございます。

では拙い文章ですがお許し頂き、月1,2回の更新でがんばっていきます。